【プロフィール】FXで負けまくりだった僕が,勝てるようになったきっかけとは?

 

はじめまして!

当サイト「ジミトレFX」にご訪問いただきありがとうございます。

兼業トレーダーの川西と申します。
FX歴10年目になる裁量トレーダーです。

 

もしかしたら、このブログでの出会いをキッカケに、
長い付き合いになる人もいるかもしれませんから、

ちょっと長めの自己紹介をさせてください。

 

僕は茨城県のつくば市というところで
妻と中学生になる娘の3人で細々と生活をしています。
(2022年12月時点)

 

元々は会社勤めだったのですが、
今は自営業を続けながら、
現役トレーダーとしてもがんばっています。

今でこそ生活の支えとなってくれているFXですが、
最初から稼げたわけではありません。

 

むしろ最初の数年間は、お金を失うばかり

本業以上の収入源になったのは、
ここ2年ぐらいの話です。

本当に何度やめようと思ったことか・・・・

でも続けてきてよかった。

おかげで有名な投資サイトからの執筆依頼も
くるようになったし。

 

そんな僕がFXの世界に足を踏み入れたきっかけは、
とある「出来事」からでした。

脱サラ失敗・・・

僕は12年勤めた会社をやめて、
脱サラをしました。

フランチャイズの弁当屋さんを新たに始めたのですが、
2年ももたず廃業(恥ずかしすぎる~)

残ったのは銀行からの借入金だけでした。

「やべーどうしよう」

必死になって就職先を探しましたが、
30代後半のスキル無し中年なんて見向きもされません。

まさか、自分がハローワークのお世話になろうとは・・・

仕方なく僕は、
自分で配送の仕事を始めました。
(今の仕事です。とても気に入っています。)

幸い、

すぐに仕事が入ったので、
なんとか家族を養っていけるようになりました。

で、問題がですね。

お金たまんない

これだったんです。

銀行への借入金は、家計に重くのしかかり、
返していくので精一杯の状況が続いたのです。

 

(もうひとつ、収入の柱をつくらねば・・・)

そこで見つけたのがFXでした。

「FXならば、仕事中でもほったらかしで稼げるぞ」←初心者カン違い
「少ない元手で大きく稼げるぞ」←スカスカの脳みそ

そして僕はFXの世界へと足を踏み出したのです。

いざFXの世界へ!

 

FXを始めるにあたって、用意したお金は20万円。

たとえ失っても立ち直れる金額です。

「全部なくしたらやめよう」

そんな気持ちでスタートしました。

 

最初の頃のトレードは、本当にチビチビとしたものでしたよ。
1回のトレードで勝っても負けても数百円程度でしたから。

 

笑っちゃうくらい勝てないんですけどー

FXって、上がるか下がるかだけじゃないですか?

普通に考えると勝率50%ほどですよね。

でもね、

ビックリするぐらい勝てなかったんですよ。

ポジションをもった瞬間(ほんとドンピシャで)に反転して、一瞬で含み損。
損切りしたあとに、ポジションを持ち直すとまた反転(これまたドンピシャ)

どうせ反転するんだろ?とポジションを持ち続けると、スゴイ勢いでレートが進む。

買っては下がり、売れば跳ね上がり‥

「ヤバい天才だ・・・」←逆の意味で

買いと売りの注文ボタンをこっそり入れ替えていれば、今頃大金持ちになっていたに違いありません(笑)

そんなトレードを半年ほど続けたでしょうか。

僕は壊れ始めました。

 

やっちゃいけないことをやりはじめる

実はFXを始めたばかりのころは、次のことをしっかり守っていました。

『損切り』と『ロット(取引数量)管理』です。

半年の間、資金を減らしながらも口座資金を飛ばさなかったのは、
この二つを守っていたからに他なりません。

 

今振り返るとですよ、

初心者なんだから最初のうち負けるのは当たり前。
徐々に勝てるようになっていくのだから、そのスタイルを守り続ければ・・・

と思うのです。

おそらく、もっと早く安定して勝てるようになっていたことでしょう。

でも、当時の僕は違いました。

少しずつ減る資金に焦りを覚え、

「負けたくない」
「早く資金を増やしたい」
そう思うようになったのです。

その気持ちはすぐ行動に表れます。

そう、

損切りをしなくなり、ロットを上げ始めたのです

 

アッという間に飛んでいく資金

ロットを上げたことで、1回のトレードの利益が千円単位になりました。

一方で損切りは、
どうしようもなくなったときにしかしません。

要するに、
負けるときは数万円単位ってことです。

見事なぐらいの『コツコツドカン』スタイルが完成しました。

 

こうなると、資金を飛ばすまでアッという間です。

FXを始めてからの半年で2万円しか失わなかったのが、
わずか1か月で13万円溶けていきました・・・

資金量にあわせてロットも下げたりしたのですが、
負けた分をすぐに取り返そうと、
また無茶なロットでトレードしてみたり・・・

なにより、

コツコツドカンのトレードスタイルは変えられず、
結局は残りの資金をすぐに飛ばすことになるのです。

ギャンブルと変わらないトレードを繰り返した2年間

当時の僕に手法と呼べるものはなく、
スキマ時間にチャートを見ては「上がりそう・下がりそう」でポチポチしていました。

で、

ちょっと利益がでたら利食い。
含み損を抱えたら、もどってくるまでジッと我慢をしていました。

まー、ただのギャンブルと変わらないですよね?

そんな姿勢だから、20万円だけという当初のルールもあっさり破ってしまいました。

「今度こそ、しっかりルールを守ってトレードすれば・・・」

入金して最初はそう思うのです。

でも数回トレードしたら、もう元のギャンブルトレードに戻っていましたね。

そんなことを続けたのち、
僕はFX商材に活路を求めます。

(もっとカンタンに勝ちたい)

アドバンスドホーミングFX・ビクトリーメソッドアドバンス・ぷーさん・パリス昼豚…etc

商材を実戦で試しては、またはあらたな商材を求める。

立派な『ノウハウコレクター』の姿がそこにはありました。

商材に投じたお金は、トータルで入金額より多かったと思います。
それでも僕が勝てるようになることはありませんでした。

断っておきますが、
FX商材が悪いというわけではありません。
(悪いのもあるけど)

悪いのは僕のギャンブル的思考でした。

商材を買う→入金してトレード→負けて証拠金なくなる→新たな商材を求める

そんなサイクルを、2年ほど繰り返すことになります。

憧れの人のマネをする

FX歴3年目の頃です。

とある二つのブログの存在に、僕は夢中になりました。

他人が嫌いな完全マイナス思考女のFX日記』←更新止まっています
迷晴れFX』←今や有名なサイトへ

相場に向き合う姿勢・取り組みなど、勉強になることが盛りだくさんでした。

(この人たちのようになりたい)

僕はそう思うようになりました。

(そうだ!マネをするところから始めよう)

僕は二人のトレーダーの教えを、積極的に取り入れるようにしました。

 

本・検証・練習方法・トレード記録などなど。
二人が薦める・取り組んできたことを、どんどんマネするようにしたのです。

下手くそながら、FXと本気で向き合うようになってきたのは、この頃です。

 

すると徐々に変化がでてきました。

チャートの見え方が変わってきたのです。
チャートに表示させていたインジケーターすら邪魔に思えてきました。

 

(どうせ勝てないんだから、もう思い切って外しちまえ!)

表示させるのは、水平線とフィボナッチのみ

見た目が驚くほど、スッキリしました。

そして、トレードもシンプルにするようにしたのです。

シンプルにしたら勝てるようになってきた

トレードをシンプル化すると、不思議と勝てるようになってきました

余計な判断をしなくなったからでしょう。

僕が当時やった手法(と呼べるほどではないけど)は、水平線とフィボナッチが重なっているところにタッチしたらエントリー

たったコレだけです。

でもかなり上手くいきましたね。

資金もグングン増えて、最高月収を記録したのもこの時期です。

気をよくした僕は、水平線を引く練習を狂ったようにしました。

(もっと精度の高いラインを・・・)

この頃の練習のおかげで、今ではチャートをみただけで波をイメージできるように
なったのは大きなステップアップだと思います。

今のトレードスタイルの原点とも呼べる手法ですが、
当時の僕はまだまだ初心者から抜け出そうとしていたヒヨッコ。

水平線を過信するところがありました。

 

「タッチして反転するはず」
「水平線を抜けたら大きく動くはず」

このような固定観念が抜けず、ちょいちょい大きな損失をだすこともありました。

それでも無理ゲーだと思っていたFXに、一筋の光明が見えたのは確かです。

 

実はFXで勝つにはコレだけでよかった

4年目を迎えるころには、僕のトレードスタイルはほぼ出来上がりつつありました。

【上位足の押し目・戻り目からの反転を、短期足でタイミングを図って狙っていく】

結局は呆れるほどのトレンドフォローにいきついたのです。

上位足にトレンドがでているときに、押し目・戻り目の候補に当たりをつけておく。
そして、短期足で反転したらエントリーしていくだけです。

 

驚くほど成績は安定しました。
値ごろ感でトレードして、右往左往するあの頃の自分もいません。

細かいエントリータイミングの取り方は、まだまだ下手くそでしたが・・・

それでも大きなトレンド方向にエントリーするようになったので、
ヘタなエントリータイミングでも助かることが増えました。

初心者からようやく抜け出しつつあったというところでしょうか。

この頃の最大の弱点は、ロットサイズの問題。

取引数量が増えてくると、どうしてもルールどおりにできないという悩みがありました。

欲に負けないよう〇〇を始めた

トレード記録をみてハッキリわかったのは、
2万通貨以下であれば大崩れしないってこと。

言いかえれば、

2万通貨以上になるとルールを破ってしまうということです。

これは検証や練習ではどうにもなりませんでした。

そこで僕が取り入れたのが『ブログ』です。

ブログで僕のトレードを公開することで、
「皆が見ているんだぞ。欲に負けるな!」
と、自分に言い聞かせることにしました。

そして、3万円を元手にリスタートすることにしたのです。
(少額からでも資産増やせるよとアピールしたい思いもあり)

それがこのブログのそもそもの始まり。

実は当初このブログでは、
僕のトレードシナリオやエントリー記録、資金の増減を公開していました。

 

というより、それがメインでした。

ブログに載せる以上、
ヘタなトレードはできないだろうという考えです。

トレードシナリオやエントリー記録の方は、
いろいろ言う人がでてきてやめてしまったんですけどね・・・

 

でも、

僕のブログを見て、シナリオや考え方がわかりやすいと言ってくれる人が
いたんです。

とてもうれしかったと同時に、

(僕と同じように、FXで苦しんでいる人がいるんじゃないか)
(これまでの経験が助けになるんじゃないか)

と思うようになったのです。

僕の支えになったあの二つのブログのように・・・

そこで僕は、トレードにおける悩みや勝てるようになった考え方・手法などを、伝えていくことにしたのです。

当初の目的も効果はバツグン。

ブログで情報発信をするわけですから、
ヘタなトレードをするわけにはいきません。

記事で偉そうなこと書いていて、
実はリアルトレードはヘッポコでしたでは、
読者もがっかりしますからね。

だからロットを上げても、
「トレードルールを守る!」と、規律をもって取引にのぞめるようになったのです。
(ポカすることもあるけど…)

さらに学んできた知識をアウトプットすることで、
自身のレベルアップにもつながりました。

そうして現在に至ります。

誰でも簡単に・・・そんな世界ではないからこそ

ズバリ言います。

FXは簡単な世界ではありません

あなたが考えている以上にもっと厳しいです。

甘い言葉でFX口座を開かせようとか、
取引させようとするブログや本は多いですが、

現実は残酷です。

あなたが戦うのはチャート画面ではありません。
画面の向こう側にいる百戦錬磨のトレーダー達です。

彼らはあの手この手を使って、
僕ら大衆からお金を巻き上げようとします。
鴨が葱(ねぎ)を背負って来るのを、今か今かと首を長くしてまっているのです。

そんな猛者たちと渡り合うには、

知識を身につけ、
練習で腕を磨き、
検証を繰り返すしかありません

とても長い時間がかかるでしょう。

仕事でクタクタの体に鞭を打ち、
毎日深夜までチャートと向き合う覚悟が必要です。

ダラダラ過ごしたい土日も、FXに時間をあてねばなりません。

そのような生活を続けて、ようやく芽がでてくる。
そういう世界です。

 

間違っても、

「初心者でも簡単に」
「ほったらかしで月〇〇万円」
「たったワンクリックで」

とかは、ありえないのです。

バカだった僕は、手間をかけずにお金をかせげる感覚でFXを始めてしまい、
ずいぶんと遠回りをしてしまいました。
(そして大切なお金をなくしてしまいました・・・)

 

でも、

でもですよ。

本気で努力すれば、確実に上達できるのも事実です。
そして身につけた技術は、結果も裏切りません。

 

簡単ではない。
でも努力すればスキルは必ず身につく

何度転んでも立ち上がる、
そんなアナタのチカラに少しでもなれたら幸いです。

いっしょにがんばっていきましょう。

 

 

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川西 能司

川西と申します。 トレード歴10年目になるトレーダーです。 数々の失敗・挫折を繰り返し、今ではラインを活用したシンプルなトレードに落ち着いています。