エントリーする前に【ダウ理論で目線を決める】ーまずはここから①ー

スポンサーリンク

ローソク足がバイーンと伸びると乗り遅れまいと慌てて飛び乗り、移動平均線から大きく乖離したら「いくらなんでも買われ過ぎ(売られ過ぎ)」と自分で勝手に決めて逆張りを仕掛け、エントリーした方向と逆にいったら損切りしてエントリーし直すけど結局思惑どおり方向への往復ビンタ。そんな経験ありませんか?

ぼくはそんな典型的な値ごろ感トレーダーでした。このままではだめだと思い本を読んだり、インジケーターをいじり廻したり、ツールを使ったりしました。結局まわりまわって落ち着いたのが古典的なダウ理論。これにより自分のエントリーする方向を定め落ち着いてエントリーすることが少しづつできるようになってきました。

ぼくは目線を決める基準をこのダウ理論に定めましたが、基準があるから同じ目線で相場を見ることができるようになってきました。まだまだなのは自覚していますが、ぼくがまず取り組んだファーストステップを紹介します。

目線を固定する大切さ

基準がなければ正常な判断がくだせない

今の相場が買い優勢なのか?売りが優勢なのか?どこでその判断を切り替えるのか?自分自身の判断基準がなければ、ぼくみたいに値ごろ感だけでトレードする羽目になってしまいます。そもそも値ごろ感というあいまいな基準では正常な判断なんてあるはずがありません。判断をくだすモノサシ(基準)を決めないといつまでたっても翻弄されるトレーダーのままです。

トレンドフォローに徹することができる

”トレンドはフレンド”ってよく言われている通り、トレンドの方向にエントリーしていくのが一番ストレスなく利益につながります。でも今がトレンドが出ているのか?どこでトレンドが崩れるのか?それがわかっていないといつまでも保有したり損切りできなくなってしまいます。

どの基準で目線を固定していくかは人それぞれですが、もしなにも決めていないのであればダウ理論での目線の切り替えをオススメします。なぜならダウ理論を目線の基準にしているトレーダーは、世界でも大勢いるからです。相場自体は大衆心理で動いているので、より多くのトレーダーが意識しているツールや理論で相場を見ることは有利につながるとぼくは思っています。

ダウ理論を用いた目線の切り替え

戻り高値・押し安値とは?

相場はある期間で波を描くように高値・安値を築いています。その波が高値安値を切り上げていれば上昇トレンド、逆に高値安値を切り下げていれば下降トレンドになります。トレンドについて詳しくはネットでいっぱい落ちているのでそこで調べてみてください。大事なのはこのなかでどう目線を切り替えていくかです。

(赤丸:高値ー緑丸:安値)

上図は上昇トレンドから下降トレンドに変化していく波を描いていますが、図の左側は高値・安値を切り上げていっています。そして真ん中あたりから逆に高値・安値を切り下げています。

後から見ればどの時点が高い・安いというのはわかりますが、動いている相場では頭と尻尾を見分けるのはプロでも難しいそうです。トレンドの反転シグナルはいくつかあると思いますが、ダウ理論ではその基準を押し安値・戻り高値においています。

高値を更新した波の安値を押し安値
安値を更新した波の高値を戻り高値

と呼んでいます。下図をみてください。

上昇トレンドでは当然ながら安値を切り上げながら高値を更新していきます。図では高値1を更新したので押し安値1が出来上がり、高値2を更新したので押し安値2ができました。

逆に下降トレンドでは高値を切り下げながら安値を更新していくので、戻り高値1、2とつけていく流れになります。そしてこの最後の押し安値・戻り高値を抜かれた時点で目線を切り替えていくことになります。上図の場合だと押し安値2と戻り高値2の箇所ですね。

もう少し細かくみていきます。

 

①まず上昇し高値1を築きます。戻しが入り、少し切り上げても高値1を越えていなければ上昇トレンド発生とはいえません。そのため、押し安値ともいえない状況です。

 

 

 

 

②高値1を越えたことによりはじめて押し安値1ができた。ここから押し安値1(オレンジ丸)を抜けるまではトレンドフォーローでエントリーしていきます。

 

 

 

 

③高値2が出来上がり、押し目から高値更新に成功しました。これをうけて押し安値が1から2に移動します。押し安値2が抜かれるまで買い目線です。

 

 

 

④ではじめて高値を更新できず安値を切り下げ短期的なトレンドが発生しました。しかし注意しなければいけないのはこの時間枠ではまだ押し安値2を抜けていないので買い目線は外せないということです。

 

 

 

実際の例です。

 

④のケースと同じく、短期で下降トレンドがでているけど押し安値は抜けていない状況です。

 

 

このあとどうなったかというと…

 

押し安値を抜けずにそのまま高値を更新していきました。

 

 

 

もちろん今回みたいなケースばかりではありませんが、売りで入っていても押し安値抜けていないから反撃があるかもしれないという視点が入ればシナリオも変わってくるでしょう。

では、どういうシナリオが想定されるでしょうか?

シナリオ1ー押し安値を抜けず短期戻り高値を抜いていく

 

押し安値は抜けないで買い勢力が短期戻り高値を抜くケース。この場合は短期も買い目線に変わるので目線が一致し、買いで引き続き攻めます。(押し安値を抜けたように見せるダマシあり)

 

 

シナリオ2ー押し安値を抜けず一気に高値を更新

 

押し安値を抜けずに高値を一気に更新していくケース。この場合は赤点線丸が押し安値に変わることに注意します。(押し安値を抜けたように見せるダマシあり)

 

 

 

シナリオ3ー押し安値を下抜けて売り目線に変わる

短期下降トレンドが勝利し押し安値を抜けるケース。この場合に売り目線に変わります。上位足の戻り売りポイントだったりすると、緑の戻り高値が絶好の売り場だったします。でもより安全なのは押し安値抜けてから。

 

 

シナリオ4ー上にも下にもいかないレンジ

戻り高値も抜けず、押し安値も抜けないケース。こちらもよくあります。力が拮抗しているのでどちらかに抜けるのを待つか、レンジ内での勝負になります。

 

 

普通の高値・安値とは?

一方で

高値を更新できなかった波の安値を普通の安値
安値を更新できなった波の高値を普通の高値

と区別するようにしています。

上図では赤点線丸の箇所で、高値3を目指しましたが更新することができませんでした。同じく水色点線丸の箇所では安値3を更新することができませんでした。いずれの場合も安値・高値であるのですが普通の安値・高値として区別しています。

注意しなければいけないのはこの普通の安値・高値は抜けると動きやすくなる箇所ではありますが、目線の切り替えるポイントではないということです。ダウ理論ではあくまでも押し安値・戻り高値を抜かれない限りは目線ははずせないということです。

複数時間足での目線の切り替えについて

これだけだとシンプルなのですが、実際に難しく感じるのは時間足がいくつもあることです。どの時間足を選ぶかはトレーダー次第なので、それだけ売り買いの目線が交差しより複雑になってきます。全ての目線が揃うなんてほぼないです。

順張り?逆張り?複数時間足の判断基準

2017.05.21

ぼくがまずやったことは基準足を決めることでした。そしてその時間足だけを使って目線を固定していくというものでした。「このラインを抜かれまるで買い(売り)しかやらんぞ」と決めたら徐々に値動きに慌てることも少なくなってきました。それで慣れてきたらもう一つ上の時間を足を見てみる。迷ったらまた基準足だけを見てみる、それの繰り返しです。ちなみに今も検証ではエントリーより目線の固定の練習をすることがほとんどです。

ダウ理論の欠点

ダウ理論は遅すぎる

どんなシステムやツールでも長所・短所があります。ダウ理論も例外ではありません。もっとも多くの意見があるのがこの欠点。

上図は単一の時間足でみたチャートですが画面左側の戻り高値を越えて上昇トレンドが始まりました。後から見ればトレンドが始まった数字2から7まで保有しておけば大きな利益になるなーとわかるのですが、当然そんなのは無理ですよね?

実際に動いている相場だとどこがテッペンなんてわかりません。なのでダウ理論に従って買い目線が続く限りはロングを保有しておくというのが一つの考え方です。

でもその場合に数字2のところでポジンションを持ったとしても決済できるのは押し安値が抜けた数字6の箇所になります。7から6の部分は獲れません。これは上昇トレンドが始まる前の部分でも言えます。戻り高値を抜ける上昇、1.5円ぐらいの幅があります。これも獲れません。

ダウ理論に従って目線の切り替えをしているとどうしてもこのように反応は遅くなってしまいます。”頭と尻尾はとれない”ということです。これはしょうがありません。また別のルールが必要になってきます。なによりわかるところだけという感覚が大事だと思います。

ダウ理論は絶対確実ではない

そりゃ、そうでしょうねー。ぼくもぶっちゃけダウ理論が正しいかどうかなんてわかりませんし、確実かどうかどうでもいいと思っています。でも大多数の人が”意識している”。これだけで十分です。ほんの少しの優位性にかけてエントリーしていくのであれば、参加人数が多く入りそうな局面にかけていくだけです。

修正トレンドでは役にたたない

ダウ理論を勉強するにあたっては古典的な名著”マーケットのテクニカル百科”を参考にさせていただきました。そしてそのなかで書かれていた欠点が上記の3つで、(本当は4つ買いてありますが一つは関係なさそうのでスルーしました)そのなかの一つがこれです。

確かに上記の画像のようにトレンドが終了するときはガツーン一気に下げるし、下げの勢いは上昇より早い気がします。大体プルバックもないままのケースも結構見受けられるので、飛び乗らないと間に合わないこともしばしばですね。

 

最後に

ぼくがFXを始めたころはエントリー方法ばかり気にしていました。そしてようやく相場環境が重要なことに気づきました。でも肝心な相場をどういう視点で見るかということが抜け落ちていました。だからいつまで経っても上達しませんでした。遠回りして遠回りしてようやくスタートラインに戻ってきて取り組んだのがこの記事の中身です。

地味な作業ですが”どこで目線を変えなければいけないのか?”それを意識してこれからも丁寧にチャートを見ていきたいです。

 

スポンサーリンク

2 件のコメント

  • このブログ大変参考になりました。
    ありがとうございます。
    目線の決め方に悩んでいましたが、解決できました。
    後は実際のトレードで検証して行きたいと思っています。
    コメントも大変正直な感じがして大変好感が持てます。

    • ヨシピーさん、ブログご覧頂きありがとうございます。
      目線が決まれば値動きに一喜一憂しないで落ち着いて待ち構えることができるようになってくると思います。
      是非検証してみてください。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    FX歴4年の兼業トレーダー。ポン円を中心にトレードしています。 負けている要因を減らすためブログを公開中。詳しくは ここから